阪神はロドリゲスをどこで使う? 守備は不安&一塁には絶好調大山、代打に活路か

阪神に加入したアデルリン・ロドリゲス(写真はオリックス所属時)【写真:荒川祐史】
阪神に加入したアデルリン・ロドリゲス(写真はオリックス所属時)【写真:荒川祐史】

マイナー通算215発を誇る大砲・ロドリゲス、本職は一塁手

 阪神は20日、新外国人として2020年にオリックスでプレーしたアデルリン・ロドリゲス内野手と契約したと発表した。メジャーリーグでの経験はないものの、マイナー通算215本塁打を誇る大砲で、2020年にはオリックスでプレー。打率.218、6本塁打に終わったものの、昨年は3Aで打率.290、29本94打点。今季は.272、12本塁打の成績を残していた。

 気になるのは、その起用法だ。本職は一塁で、今季で出場した46試合のうち、32試合で一塁手としてプレーした(DH13試合、三塁1試合)。阪神でも守備に就く場合は一塁での起用が予想される。今季の阪神はジェフリー・マルテ内野手の故障もあり、主に大山悠輔内野手が守っている。ロドリゲスを先発起用する場合は、6月絶好調の大山を三塁か左翼に回すことになるか。

 オリックス時代は38試合で一塁の守備に就いて8失策。昨季は3Aで三塁手として31試合に出場したが、12失策を記録している。守備力には不安もあるが、ロドリゲスは長打力が魅力。スタメンでなくとも、代打としても期待される。現状代打に控える野手は北條史也内野手、山本泰寛内野手、小野寺暖外野手、高山俊外野手と、一発長打を狙える打者が少なく、代打陣に厚みをもたらすこともできる。

 昨オフにジェリー・サンズ外野手が退団し、来日2年目のロハス・ジュニアが.169、3本9打点。マルテが.197、1本3打点と、助っ人野手がなかなか成績を残せていない中、“Aロッド”が新たな起爆剤となれるか。矢野燿大監督がどのように起用するのか注目される。

(Full-Count編集部)

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