昭和レトロな車とバイクに憧れる22歳 プロ注目152キロ右腕が貫く「気合と根性」

「結果が全て」と刻まれている才木のグラブ【写真:喜岡桜】
「結果が全て」と刻まれている才木のグラブ【写真:喜岡桜】

1980年代の車とバイクがオン・オフの切り替えスイッチ

 プロ入り後の目標についても「外国人や身体の大きな選手も多いと思うんで、気合では……。やっぱり“気合と根性”ですね(笑)。結局なにをするにしても必要なことだと思うので、それに尽きます」とキッパリ。言葉の端々から“昭和気質”を感じられる熱血漢なのだ。

 リフレッシュ方法は、もっぱら「車とバイク」。特に1980年代に売られていたレトロな車への憧れが強く「昭和のモノって、かっこいいじゃないですか。野球を忘れられます」と語る。北海道で通った自動車教習所では、他の部員が普通自動車免許を取る中、才木だけトラックを運転し、準中型自動車免許も取得。大学入学後には「80年代の旧“原チャ”を掘り起こして乗っていた」こともある。

 今秋の目標は「最速155キロ更新」と「ドラフト1位指名」。プロ入りの夢を叶えた暁には、近年、価値が高騰している国産旧車の憧れの1台を手にして欲しい。

(喜岡桜 / Sakura Kioka)

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