阪神を戦力外のチェン、新天地はどこに? 出身地の台湾高雄には新球団誕生
新球団は2024年から1軍に参戦、36歳の年齢がネックになるか…
一方、台湾プロ野球ではここに来て興味深い動きが出てきた。6月8日に新球団「TSGホークス」のリーグ加盟が承認され、本拠地はチェンの出身地でもある高雄の澄清湖球場に決定した。今年7月のドラフト会議から選手を獲得しはじめ、来季まず2軍戦に参加、2024年から1軍に参戦する。さらには、日本とは違い1巡目をくじ引きしないドラフトで、いの一番の指名権を持っている。
一からチームを作る新球団にとって地元のスター獲得は大きな意味があるはず。チェンにとっても“最後の花道”にはうってつけに思えるが、いくつか障壁もありそうだ。2024年シーズンを目指してチームを作る新球団は、上位の指名権をベテランではなく、高校生や大学生に使いたいはず。そして36歳のチェンにとっても、1軍デビューまでに1年半以上を待たなければならない。
オフには、同じく台湾のスター選手の陽岱鋼が巨人を退団し、その行く末に日台の注目が集まった。その中で新たなチャレンジの場に選んだのは米国の独立リーグだった。果たしてチェンが次にマウンドに上がるのはどこになるのだろうか。
(Full-Count編集部)