西武大砲が日本人最速の大台到達、サヨナラ弾が2本…パを盛り上げた“劇的アーチ”
山川は697試合目で200号、吉田正は24&25日に連続本塁打
「Monday パ」では1軍公式戦が行われないことの多い月曜日でもパ・リーグを楽しんでもらえるよう、旬な情報を配信している。6月第4月曜日は本塁打を特集。歓喜のサヨナラ、節目の記録……パ・リーグを盛り上げたアーチを振り返る。(成績は6月26日現在)
ソフトバンクの周東佑京内野手は6月17~19日に本拠地PayPayドームで行われた首位攻防3連戦で存在感を示した。18日の2戦目、1-1で迎えた延長10回に松井裕樹投手の直球を捉え、右翼スタンドに2号サヨナラ2ランを放った。昨年9月に受けた右肩の手術の影響で5月25日に1軍復帰。ここまで打率.344と気を吐いている。
楽天・島内宏明外野手は22日に盛岡で行われた日本ハム戦で4号サヨナラ3ランをマークした。3-3で迎えた9回2死1、2塁で鈴木から右翼スタンドへ。今年度で閉鎖される岩手県営野球場での“最後の一戦”で劇的アーチをかけた。
○パ・リーグ本塁打ランキング
1位:山川穂高(西武) 194打数57安打、24本塁打、打率.294
2位:浅村栄斗(楽天) 260打数68安打、12本塁打、打率.262
3位:レアード(ロッテ) 241打数51安打、11本塁打、打率.212
パの本塁打争いで2位に12本差をつけトップを独走する西武・山川穂高内野手は26日の楽天戦で通算200号を達成。自身通算697試合目で決め、秋山幸二氏と田淵幸一氏の714試合を超える日本選手最速での到達だった。山川は「いや~、200号、めちゃくちゃ忘れてました。打てて良かったです」とコメント。2打席連続となる201号も放ち、次なる記録へ歩みを進めている。
ランキング外では、オリックスの吉田正尚外野手もチェックしたい。5月末に左脚故障で出場選手登録を抹消され、およそ半月の離脱を経て6月3日に1軍復帰した。復帰直後は状態を見ながらの出場だったが、24日ロッテ戦でもう少しで場外という特大5号2ラン、翌25日も2試合連続の6号ソロ。3試合連続マルチ安打も記録した。
(「パ・リーグ インサイト」小野寺穂高)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)