「俺にできることがあれば言ってこいよ」 新庄剛志監督が“弟分”に送った温かい言葉

石狩レッドフェニックスの初代監督を務める坪井智哉氏【写真:町田利衣】
石狩レッドフェニックスの初代監督を務める坪井智哉氏【写真:町田利衣】

日本ハム時代にはともに「ゴレンジャー」の被り物パフォーマンス

 2月の春季キャンプでは真っ赤な電動キックボードでグラウンド入りし、本拠地開幕戦では空飛ぶバイクに乗るなど、ど派手に球界の常識を打ち破りまくっている新庄監督。しかし意外にも、これには驚きはないという。「だってアメリカから日本ハムに来た時が凄かったから。天井から降りてきたの、選手は誰も知らなかった。それはそれはビックリしましたよ」。ともにゴレンジャーの被り物でパフォーマンスもした坪井監督は、懐かしそうに笑った。

 石狩の監督就任が決まったときには、真っ先に連絡して報告。「よかったな。俺にできることがあれば何でも言って来いよ」と温かい言葉を受けた。現在はラインやインスタグラムなどで連絡を取り続けている。

 その言葉に甘えたい気持ちもあるが、コロナ禍でもあり、NPBでシーズンを戦う厳しさも知っているからこそ、安易にコラボを呼びかけることはできないでいるという。それでも「落ち着いたら一緒に何かさせてもらえれば。アイデアがあればお願いします」とファンに呼びかけた。

 新庄監督の「BIGBOSS」のパロディで、「TSUBOSS」と名乗り、石狩のために奮闘する。北海道を盛り上げようとする思いは同じ。縁深いビッグボスに負けじと、坪井監督も戦いに挑んでいる。

(町田利衣 / Rie Machida)

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