フィールドに突如現れた“敵” 投手困惑、誰も予期せぬ珍打撃が「史上最も偉大」
Rソックス・デバースのゴロは二塁ベースに当たり外野へ転々…
■Bジェイズ 7ー2 Rソックス(日本時間28日・トロント)
投手の頭上をワンバウンドで越えたゴロ。内野手が捕球体勢に入ろうとしたところで、なんとボールは二塁ベースに当たり、センターまで転々……打者走者は二塁を陥れた。“奇跡”のような二塁打に解説陣も「球界史上最も偉大な二塁打」「信じられません」と驚きの声をあげている。
レッドソックスのラファエル・デバースは27日(日本時間28日)に敵地で行われたブルージェイズ戦の6回1死で打席に入り、二遊間に高いバウンドのゴロを放った。シフトを敷いて二遊間寄りに守っていた三塁手のマット・チャップマンが捕球体勢に入ったところで、打球は何と二塁ベースに当たり、角度を変えて外野に転々。中堅手のジョージ・スプリンガーがボールを押さえる間にデバースは二塁を陥れた。
球場にはファンの驚きの声が響き、ブルージェイズの先発右腕ケビン・ガウスマンも思わず天を仰いだ“超ラッキー二塁打”。放送席の解説者も驚いたようだ。レッドソックスの地元放送局「NESN」で解説を務め、2014年には楽天でプレーしたケビン・ユーキリス氏は「『よし、頂き。楽勝……じゃないんかい!』って感じですね。素敵でしたよ」と語る。
一方、ブルージェイズの地元放送局「スポーツネット」の解説、パット・タブラー氏は「ガウスマンの反応が全てを物語っている感じです。これが二塁打になるなんて信じられません。投手の頭上を越えたボテボテの打球がですよ」と述べている。