大谷翔平に“大差つけた男”が負傷交代 守備で同僚と激突…しばらく起き上がれず
アルバレスは球宴ファン投票で大谷に約41万票差をつけトップ
オールスターのファン投票でエンゼルスの大谷翔平投手を抑えてア・リーグ指名打者部門でトップに立つアストロズのヨルダン・アルバレス外野手が29日(日本時間30日)、アクシデントに見舞われた。左中間への飛球を追いかけ同僚と激突。倒れ込んだまましばらく立ち上がることができず、カートで運ばれ退場した。
メッツ戦の8回の守備の場面だった。左翼を守っていたアルバレスは、ドミニク・スミスの放った左翼前方への当たりを追い、遊撃のジェレミー・ペーニャ内野手と交錯した。ペーニャの左腕が顔面付近に激突。2人ともグラウンドに倒れ込み、負傷退場。球場は騒然となった。
MLB公式によると、ともに脳震盪の疑いがあり検査を受けていることをチームの広報担当者が明かしたという。アストロズのダスティ・ベイカー監督は「ペーニャは大丈夫だと本人が言っていた。ヨルダン(アルバレス)は試合に残りたいと言っていた。ともに体格がいい。体のつくりは違うが、屈強な選手であることに変わりはない」と話した。今後は様子を見ることになる。
アルバレスは今季ここまで打率.316、出塁率.412、長打率.658、23本塁打56打点と圧倒的な数字をマーク。27日(日本時間28日)に発表された、7月19日(同20日)に行われるオールスター戦の先発出場野手を決めるファン投票の第2回中間結果では、2位の大谷に40万9044票差の大差を付けて1位だった。
ニューヨーク地元メディア「SNY」が激突の映像を公開すると、ファンからは「これは怖い」「なんてこと……無事でありますように。酷いように見える」と心配する声が多数寄せられた。