「軽く振っただけ」の一撃がフェンス越え 「力感のないホームラン」にファン唖然
ヤ軍スタントンは右翼席に逆転19号3ランを放ち、勝利に導いた
■ヤンキース 5ー3 アスレチックス(日本時間30日・ニューヨーク)
ヤンキースのジャンカルロ・スタントン外野手が29日(日本時間30日)に本拠地で行われたアスレチックス戦で、試合を決める逆転の19号3ランを放った。軽く振ったように見えたが、打球はぐんぐん伸びて逆方向の右翼席に着弾。ファンは「力感のないホームランのキング」「軽々打ってるように見える……」と驚愕している。
1点を追う3回2死一、二塁。アスレチックスの先発左腕コール・アービンがカウント2-2から投じた83.6マイル(約134キロ)の変化球を、スタントンが捉えた。外角低めに投じられた一球にスタントンはやや泳いだような体勢で軽くコンタクトしたように見えたが、打球は右翼席へ飛び込んだ。飛距離391フィート(約119.2メートル)、打球速度105.7マイル(約170.1キロ)の衝撃アーチではヤンキースは逆転。そのまま逃げ切り、4連勝で貯金を34に伸ばした。
強烈な打球速度を誇るスタントンが披露した“軽打アーチ”。MLB公式やヤンキースが公式ツイッターに動画を投稿すると「いつも通り楽々と。ジェントルな巨人!」「ステロイドのチェックは? 軽く振っただけじゃないか」「腕だけ。バランスを崩しているように見えるが、それでも遥か遠くへ飛ばしている!」など驚きの声が多数寄せられた。今月の成績は打率.157(70打数11安打)ながら、本塁打は8本。驚異的な“本塁打率”でチームの進撃を支えている。