「これは汚い」「タイムをかけろ」 投手の“機材トラブル”狙った奇襲に賛否
ヤ軍右腕が電子機器を直している間に、三走が本盗を試みた
■アストロズ 2ー1 ヤンキース(日本時間1日・ヒューストン)
メジャーリーグで今季導入された「ピッチコム」。電子機器を通じて捕手が投手にサインを送るシステムだが、帽子に装着されたレシーバーに何らかのトラブルが生じ、ヤンキースの投手が直している隙に三塁走者がホームスチールを試みたプレーが話題になっている。結果はアウトになり、ヤ軍専門ポッドキャスト番組は“二流の行動”と走者を評したが、ファンからは賛否両方の声があがった。
ヤンキースの右腕ルイス・セベリーノは6月30日(日本時間7月1日)、敵地でのアストロズ戦に先発。2点ビハインドの3回2死二、三塁の場面で帽子を取り、グラブも外してピッチコムの機器に触っている。どうやら何かトラブルが起きたようだ。セベリーノが視線を落としている隙に、三塁走者のカイル・タッカーは本塁を狙った。右腕は慌てて本塁に送球し、アウトにした。
ヤンキース専門ポッドキャスト番組「トーキン・ヤンクス」のツイッターは「カイル・タッカーはルイス・セベリーノがピッチコムを直している間に本盗しようとする二流の行動を試みたがアウトになった」と皮肉交じりの文言を添えて動画を投稿。すると、「タイムかければいいやん」「なんでこれが二流なんだ? タイムをかけろ。難しいことか?」「なにも二流じゃない。機材にトラブルが発生したならタイムをかければいいだけ」と反発するコメントが並ぶ一方、「これは汚い。機材に問題があるときに盗んじゃいけない。高い注意力を持っていたセベリーノに称賛」と走者を批判する意見も寄せられた。