バレンティンがオランダ代表に復帰 ハーレム大会で日本のドラフト候補と対戦も
14日のオープニングラウンドで日本-オランダ戦
オランダ王立野球・ソフトボール協会は6月30日、元ソフトバンクのウラディミール・バレンティン外野手がオランダ代表チームに復帰し、8日(日本時間9日)から行われる「第30回ハーレムベースボールウィーク」に参加すると発表した。この大会には日本から大学侍ジャパンが参加する予定。矢澤宏太投手(日体大)や荘司康誠投手(立大)ら、今秋のドラフト候補に上がる投手との対戦も期待される。
公式ホームページなどで発表したもの。今年協会のテクニカルディレクターに就任したリック・バンデンハーク(元ヤクルト)は「彼は最も成功した打者。日本で素晴らしいパフォーマンスを見せ、世界中で活躍した打者を代表に迎えるのを本当に楽しみにしています」とコメントしている。
またハーレム大会は、2023年春に行われる予定のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)への「ショーケースとしても機能する」とされており、バレンティンが2013年、2017年に続いてのWBCオランダ代表入りする可能性もありそうだ。
バレンティンは昨季限りでソフトバンクを退団。日本での11年間では通算1104試合に出場し、1001安打、301本塁打、794打点の成績を残した。ヤクルト時代の2011年から3年連続本塁打王に輝き、2013年にはシーズン60発の日本記録を残した。今季はメキシカンリーグのサルティーヨに入団したものの、18試合出場で打率.231、4本塁打に終わると5月下旬に解雇されていた。
ハーレム大会のオランダ代表には、ナショナルズなどでプレーしたロジャー・バーナディナ外野手の名前もあり、日本の大学生にとっては絶好の腕試しになりそうだ。オープニングラウンドの日本-オランダ戦は13日(同14日)に予定されている。
(Full-Count編集部)