ゲレーロ親子が始球式で“共演” 親子ボブルヘッドに数千人が長蛇の列
3日のレイズ戦前に父のゲレーロ氏が始球式に登場
昨季、エンゼルスの大谷翔平投手とMVP争いを繰り広げたブルージェイズのブラディミール・ゲレーロJr.内野手。今季もここまで19本塁打を放っているスラッガーは、メジャー通算449本塁打を放ったブラディミール・ゲレーロ氏が父としても知られている。そんなゲレーロ親子が“共演”を果たした。
2日(日本時間3日)に本拠地で行われたレイズとのダブルヘッダー1戦目の試合前に父のゲレーロ氏が始球式が登場。捕手役を息子のゲレーロJr.が務め、珍しい“親子バッテリー”が実現した。ゲレーロ氏が投じたやや引っ掛け気味のボールをゲレーロJr.が巧みなグラブ捌きでキャッチ。父がサインを記した記念のボールを受け取った息子は「ロッカーに飾るよ」と答えたという。
この試合ではゲレーロ親子のボブルヘッド人形が先着1万5000人に配られ、これを手に入れようとファン数千人が午前7時から長い列を作った。MLB公式サイトは「ゲレーロ親子のダブルボブルヘッドを手に入れるために長蛇の列をなした後、等身大の2人をグラウンドで見ることができた。親子での登場を予想していなかったファンは、大きな拍手を送った」とレポートした。
父のゲレーロ氏はエクスポズ(現在のナショナルズ)で1996年にメジャーデビューを果たし、2004年からはエンゼルスへ。2010年にレンジャーズ、2011年にはオリオールズでプレーしたのち、2012年にはブルージェイズとマイナー契約を結んだ。メジャー昇格はなかったものの、マイナーリーグでプレーし、ブルージェイズでキャリアを終えていた。