28億円野手よりも控えが「先発出場すべき」 ヤ軍で躍動の2年連続“打率2割未満”男
名門ヤンキースで19試合出場、わずか41打数で8本塁打の“華麗な復活”
■ヤンキース 13ー4 ガーディアンズ(ダブルヘッダー1試合目・日本時間3日・クリーブランド)
不良債権扱いからの“華麗な復活”にファンが喝采を送っている。今季、5月下旬にヤンキースへ加入したマット・カーペンター内野手は現在、わずか19試合出場41打数で8本塁打という強打を見せている。2日(日本時間3日)のガーディアンズとのダブルヘッダー第1試合でも2本塁打。ただベンチに座ることが多い現状にファンからは「どうか彼をもっと試合に出して」「先発出場すべき」との声が上がっている。
カーペンターは昨季までカージナルス一筋に11年間プレー。昨季は年俸1850万ドル(約25億円)で130試合に出場したものの、先発は44試合にとどまった。主に代打などで控えに回ることが多く、打率も.169、3本塁打21打点で“不良債権”として扱われていた。変則シーズンだった2020年も打率.186に終わっていた。
今季はレンジャーズとマイナー契約し、傘下3Aでプレー。ここで21試合に出場し打率.292、6本塁打の好成績を残して名門ヤンキースとメジャー契約を結んだ。現在58勝21敗、ア・リーグ東地区で2位に14ゲーム差をつけて首位を独走するヤンキースには、打率.168のジョーイ・ギャロ外野手や、年俸2100万ドル(約28億円)で打率.226のジョシュ・ドナルドソン内野手といった低迷する選手たちが出場を続けている。彼らを使うよりもカーペンターをという声が、次第に高まっている。