巨人、3位転落阻止も…拭えぬ課題 専門家が注目、4回の継投に見た「投手への信頼感」

先発の堀田が3回まで無安打も、4回1死から3連打を浴び降板

「まだ、堀田はボールに力があった。坂倉にタイムリーを打たれたのも外角のチェンジアップを上手く拾われた。完璧に打たれたわけじゃない。どうしようもない状態ではなかったように見える。まだ1点。(次打者の)小園に打たれて交代なら納得できる。投手への信頼感を無くしているように感じます」

 この試合までチーム本塁打85本、315得点はリーグ2位だが、防御率3.83、339失点はリーグワーストを記録。エース・菅野(6勝5敗、防御率2.90)、戸郷(7勝3敗、防御率2.99)が踏ん張りを見せているが課題は明確。救援防御率は4点台と悪化しており、ルーキー守護神・大勢まで、どうやって繋いでいくがポイントになりそうだ。

 史上最速でマジックが点灯したヤクルトははるか先を進むが、Aクラス争いはまだまだ分からない状況。「ヤクルトを除くと、現状のメンバーでは総合力は巨人が上。しっかりした打撃をできる選手が多いが、投手力の整備、特にブルペン陣を立て直す必要がありそうです」と、新井氏はポイントを挙げていた。

(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

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