巨人、3位転落阻止も…拭えぬ課題 専門家が注目、4回の継投に見た「投手への信頼感」

巨人・原辰徳監督【写真:荒川祐史】
巨人・原辰徳監督【写真:荒川祐史】

「ホームランは試合の流れを変えるが、この日の巨人はまさにそれ」

■巨人 7ー5 広島(3日・マツダ)

 巨人は3日の広島戦(マツダスタジアム)を7-5で勝利し、3位転落を阻止した。4本塁打が飛び出し競り勝ったが、オリックス、ソフトバンク、広島で打撃コーチなどを歴任した野球評論家の新井宏昌氏は「投手力の整備が上手くいかないと厳しい戦いが続く」と分析した。

 負ければ借金生活、3位転落の巨人が一発攻勢で振り切った。5回に大城の4号ソロ、6回、7回には坂本が2打席連発となる4号ソロ、5号2ラン。さらに1点リードの9回には丸の17号ソロで貴重な追加点を奪った。「ホームランは試合の流れを変えると言いますが、この日の巨人はまさにそれ。効果的な攻撃でしたが、少し気になったのは4回の継投策です」と指摘した。

 2か月ぶりの先発となった右腕・堀田は3回まで無安打投球を続けていたが4回に捕まった。1死から菊池涼、マクブルーム、坂倉に3連打を浴び1点を失うと巨人ベンチは早々に諦め、2番手に左腕・戸根をマウンドに送った。結果的に小園に右前適時打、中村健に左犠飛とこの回3失点となった。

先発の堀田が3回まで無安打も、4回1死から3連打を浴び降板

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