大谷翔平“元相棒”が頭脳プレー 走者に忍び寄りアウトに…エ軍首脳「不意突かれた」
右前打で打者走者に忍び寄る→一塁ベースでタッチアウトに→敵軍びっくり
■アストロズ 4ー2 エンゼルス(日本時間4日・ヒューストン)
エンゼルス・大谷翔平投手の出場試合で、頭脳的なプレーが生まれた。アストロズのマーティン・マルドナード捕手が5回の守備で右前安打を放ったテイラー・ウォードに忍び寄り、一塁帰塁の際にタッチアウトに。周囲も呆気に取られるファインプレーを見せた。
右前へ打ち返したウォードは一塁ベースをオーバーランすると、グラウンド方向を見たまま。マルドナードは、そのスキを突いた。右翼タッカー、二塁アルトゥーべと転送された球を一塁ベース上でキャッチしてウォードにタッチ。ウォードはびっくりした表情を浮かべた。
1度は「セーフ」と判定されたが、チャレンジでアウトに判定が覆った。リプレー映像は球場内の大型スクリーンにも流され、本拠地ファンは大盛り上がり。エンゼルスで指揮を執ったビル・ハセルマン捕手コーチは「予期していなかった。少し不意を突かれたね。彼らは機転の利いたプレーをした。彼らはよく野球を見ている」と称えるしかなかった。