マイナー選手への「ただのいじめだ」 最強デグロムの無慈悲ボールが「かわいそう」
100マイルを連発し、1回2/3を5奪三振で無失点
2度のサイ・ヤング賞を誇る“地上最強右腕”が、格の違いを見せつけた。右肩甲骨の炎症で離脱しているメッツのジェイコブ・デグロム投手が3日(日本時間4日)、傘下1Aの試合に調整登板。100マイル(約160.9キロ)超を連発してマイナーリーガーを牛耳る無慈悲な光景に「フェアじゃない」「これはただのいじめだ」「かわいそうな1Aの打者たち」と同情の声が集まっている。
傘下セントルーシーの一員として、マーリンズ傘下ジュピター戦に先発したデグロムは、1回2/3を投げて5奪三振無失点。死球を与えた1人を除き、対戦した6人中5人から三振を奪う圧倒的な投球を見せた。MLB公式サイトによると、3月27日(同28日)のオープン戦以来となる実戦登板ながら、初球からいきなり3球続けて100マイルをマーク。MLB公式のサラ・ラングス記者によると、この日の最速は100.9マイル(約162.4キロ)に達した。
待望の復帰登板の様子を「ピッチング・ニンジャ」の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏が、自身のツイッターで公開。ファンからは「このスライダーは不公平」「リトルリーガー相手に投げているよう」「でも打者にとってはなんていい経験だ」などと様々な反応が寄せられた。順調なら7月末までにはメジャー復帰が見込まれているという。