51センチ動く162キロが「バケモン」 大谷翔平も沈黙の剛速球は「イカれてる」

マーリンズ戦に出場しノーヒットだったエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
マーリンズ戦に出場しノーヒットだったエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

アルカンタラは162キロのツーシームでウォルシュを三振に仕留めた

■マーリンズ 2ー1 エンゼルス(日本時間6日・マイアミ)

 エンゼルスは5日(日本時間6日)、敵地で行われたマーリンズ戦に敗れて4連敗。借金は今季最多8に膨らんだ。マーリンズ先発サンディ・アルカンタラ投手の前に8回まで2安打10奪三振無得点と沈黙。「3番・指名打者」で出場した大谷翔平投手も3打数無安打に終わった。投球分析家は、今季9勝目を挙げた右腕が投じた約51センチ曲がった101マイル(162キロ)のツーシームに注目。左打者の外角に急激に横滑りする軌道に「あのスピードでこの曲がり方、どういうことだ」「どんな動きよ」とファンも驚いている。

 アルカンタラは2点リードの7回2死三塁の場面で、ウォルシュを打席に迎えた。カウント1-2から投じた101マイルは外角ストライクゾーンからボールゾーンに滑るように急激に変化。空振り三振に仕留め、ピンチを脱した。「ピッチングニンジャ」の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏はこの1球に着目。自身のツイッターに動画を投稿し、「サンディ・アルカンタラの素晴らしい101マイルのツーシーム。20インチ(約50.8センチ)動いている」と文言を添えた。

 26歳右腕が投じた1球にファンも度肝を抜かれたようだ。「打てない球」「エグイ男」「物理的に不可能なはず」「バケモン」「ちょっと次元が違いますね」「ピークの時のバーランダーみたい」「この球いかれてる」「打つのは不可能」「違法になるべき」「彼は人間ではない」と声が並んだ。

【実際の映像】「この曲がり方、どういうことだ」大谷翔平らエ軍打線を封じた右腕の162キロ魔球

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