大谷翔平の打撃練習は「誰もが見たいイベント」 元楽天助っ人が語る7年前の衝撃
ギャビー・サンチェス氏は15年に楽天でプレー、対大谷は5打数無安打だった
エンゼルスの大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、敵地で行われたマーリンズ戦に「3番・指名打者」で先発出場。3打数無安打1四球で2試合ぶり無安打に終わったが、マーリンズ向け放送局では解説者のギャビー・サンチェス氏が大谷を絶賛した。2015年に楽天に在籍していたサンチェス氏は当時受けた衝撃を語り、「すべてを兼ね備えたアスリート」と評した。
38歳のサンチェス氏はマーリンズとパイレーツでメジャー通算700試合に出場。508安打、61本塁打、打率.254を残した。楽天では66試合で45安打7本塁打、打率.226の成績を残している。「バリースポーツ・フロリダ」の公式ツイッターによると、サンチェス氏は女性のアナウンサーの質問に答える形でトークを展開。大谷について「彼は四球を与えないし、真っ向勝負してくる。2015年に日本で彼と対戦しましたが、私は『この若者は特別だ。近い将来MLBでプレーするだろう』と言いました。それは彼が投手としてだけでなく、打者としてできることも理由のひとつです。投手としても打者としても相手を負かすことができる」と熱っぽく話した。同年の2人の対戦は5打数無安打2三振1四球と、大谷が圧倒した。
当時、サンチェス氏も大谷の打撃練習を見て驚いたという。「彼の打撃練習は誰もが見に行くイベントのような感じでした。私が引っ張った打球より、彼の逆方向への打球のほうが距離が出ていた。彼のプレーには目を見張りました。投手としては100マイルを投げて、その上あのスプリット、彼と対戦する時は『ああ、これは厳しい打席になる、手ごわい投手だ』という感じでしたが、彼自身はいつも笑みを浮かべて。オオタニはすべてを兼ね備えたアスリートです」と7年前に受けた衝撃を振り返りながら、大谷の凄さを語っていた。
(Full-Count編集部)