WBC歴代ベスト9に松坂大輔&イチロー MLB公式選出、日本に縁あるキューバ選手も
MLB公式サイトが「オールタイムMLBチーム」を選出
メジャーリーグ機構(MLB)とメジャーリーグ選手会は7日(日本時間8日)に「ワールド・ベースボール・クラシック2023」の日程、会場、組み分けを発表した。新型コロナウイルスの影響で延期になっていたWBCがついに“復活”することになり、MLB公式サイトでは「オールタイムWBCチーム」を選出。松坂大輔氏やイチロー氏(現マリナーズ会長付き特別補佐兼インストラクター)、ソフトバンクのアルフレド・デスパイネ外野手らが入った。
MLB公式サイトは「WBCが2023年の3月に復活するのに際し、過去のトーナメントでのパフォーマンスに基づいて、オールタイムWBCベストナインを選出する」とし、過去4大会に出場した選手からベストナインを選んだ。その中には先発投手で松坂、右翼手でイチローと日本人2人の名前もあった。
松坂氏は第1回、第2回大会でMVPに輝き、2大会で通算6試合に先発して6勝0敗、防御率1.95という成績を残している。記事では他の名だたる投手の名前もあげた上で「この枠はDice-Kのものでなくてはならない。2度のMVPに輝いたマツザカは、国際ステージでほぼアンタッチャブルになったことで、日本での伝説的な地位を確かなものにした」と評し、日本の2大会連続優勝の原動力になったとした。
イチロー氏も松坂氏と同様に日本の第1回、第2回大会の連覇に貢献。17試合で打率.312、1本塁打10打点14得点を記録し、2009年の第2回大会では韓国との決勝戦で延長10回に決勝打を放った。MLB公式サイトも「日本で最も人気の選手はWBCで最も得点力の高い選手の1人でもある。日本のファンがなによりも覚えているのはイチローがこのトーナメントの最初の2大会で母国を金メダルに導いたことだろう」と称賛されている。
2人のほかに、左翼にはデスパイネ、そしてDHには元巨人のフレデリク・セペダ外野手と日本に縁のある選手も。その他にもミゲル・カブレラ、カルロス・ベルトラン、ロビンソン・カノら錚々たる顔ぶれが、このベストナインに並んでいる。