大谷翔平の球宴選出に“アルバレス派”から無念の声 「DHとしては優れていた」
米記者「アルバレスは最高のDH。オオタニはより大きなスター」
メジャーリーグ機構は8日(日本時間9日)、7月19日(同20日)のオールスター戦(ロサンゼルス)の先発出場野手を決める最終ファン投票の結果を発表。エンゼルス・大谷翔平投手はア・リーグ指名打者部門で得票率52%を獲得し、2年連続2度目の選出を決めた。1次投票でトップだったアストロズのヨルダン・アルバレス外野手は48%だった。アルバレスが選出されなかったことに、米記者やファンから不満の声も漏れた。
7日(同8日)終了時点で73試合に出場し、打率.312(ア・リーグ6位)、26本塁打(同2位)、59打点(同3位)、OPS1.076(同1位)と大活躍しているアルバレス。1次投票ではアルバレスは約55万票の差をつけたが、最終投票で涙を飲んだ。この結果に米記者はSNSを通じて反応。米全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者は「ア・リーグDH部門ではショウヘイ・オオタニがヨルダン・アルバレスを上回った。アルバレスは最高のDH。オオタニはより大きなスター」と綴った。
アストロズの元番記者で、全米野球記者協会の元代表ホセ・デ・ヘスス・オルティス記者は「オオタニは素晴らしいが、アルバレスを差し置いて先発出場するには値しない」、ヒューストン地元ラジオ局「スポーツトーク790」のアストロズ番、マイケル・コナー氏は「これがファン投票がジョークであるところ。ヨルダンは先発出場するに値する。オオタニは彼(アルバレス)が送っているシーズンに近づいてもいない」と呟いた。米スポーツ専門誌「スポーツ・イラストレイテッド」のコール・トンプソン記者は「ショウヘイ・オオタニはおそらく球界最高の選手だ。ヨルダン・アルバレスは今季オールスター・ゲームの先発からはねのけられた。両者はともに真実だ。ともに100%ね」と感想を記している。
エンゼルスが公式ツイッターで大谷の出場を伝えると、複雑な心境を記すファンも。「アルバレスが盗まれた」「彼(大谷)は投手としてはふさわしいが、DHだけではそうじゃない。アルバレスの方がDHとしては優れていた」「ヨルダンであるべきだった」「ヨルダンのほうがふさわしい」といったコメントも寄せられた。
(Full-Count編集部)