中学2年まで補欠だった選手が大阪桐蔭の主将に “日本一”の練習で掴んだレギュラー

大阪桐蔭元主将の廣畑実さん【写真:白永崇大】
大阪桐蔭元主将の廣畑実さん【写真:白永崇大】

「ミノルマン」こと廣畑実氏はボーイズで中2秋まで公式戦出場がなかった

 ライバルに追いつき、追い越す方法をいつも考えていた。大阪桐蔭高野球部で主将を務め、現在は「ミノルマン」の愛称でYouTuberとしても活躍している廣畑実さんは中学2年の秋まで、所属していた強豪チームで公式戦の出場機会がなかった。しかし、「日本一」練習してレギュラーをつかみ取り、その後は大阪桐蔭に進んだ。中学の休み時間には、階段や坂道をダッシュしていたという。

 大阪桐蔭で主将を務めた廣畑実さんは亜大、JR東海とアマチュア野球の王道を歩んだ。怪我の影響もあって2016年に現役を引退したが、今は野球塾やYouTubeで自身の経験や技術を伝えている。

 廣畑さんが最初に挫折を経験したのは、中学の時に所属した大阪府の強豪チーム「オール枚方ボーイズ(現:枚方ボーイズ)」だった。小学1年生で野球を始めてから6年間で100本以上の本塁打を放ったという廣畑さんは当時、「日本一の小学生」と自信を持っていた。ところが、チームには自分より上手い選手がたくさんいた。中学2年生の秋まで公式戦に出るチャンスすらない高い壁。“日本一の少年野球選手”は、どうすれば日本一練習できるか、知恵を絞った。

「全体練習では差を縮められません。人がやっていない時に練習しないと追いつけないと考えて思い付きました。学校で練習しようと」

 廣畑さんは休み時間になると、校内の階段や坂道でダッシュを繰り返した。登校前と下校後は7キロのランニングを日課とした。腹筋と背筋を1日300回、素振り1時間半を自らに課した。同時に、どうすれば試合に出られるかを考えた。今も身長167センチと小柄な廣畑さんは「飛び抜けて肩が強かったり、打球を遠くに飛ばせたりしたわけではありません。突出した特徴がなかったので、打撃も守備も確実性を上げて、とにかくミスをしない選手になろうと思いました」とレギュラー獲得の道筋を頭に描いた。

バッセンでは狙ったところに打つ練習、研究重ねて盗塁を武器に

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