“悪名高き審判”のファウル判定に非難殺到 「球界で最悪」「いいかげんクビにして」
三塁線の打球はファウルライン上に落ちたように見えるがファウル判定
■レンジャーズ 6ー5 ツインズ(日本時間9日・アーリントン)
これまでに何度も“誤審疑惑”が伝えられているエンゼル・ヘルナンデス審判員。三塁塁審を務めた8日(日本時間9日)のレンジャーズ-ツインズ戦でも物議を醸す判定をし、批判を浴びている。
問題のシーンは、1点を追うツインズの9回の攻撃で起きた。先頭のバイロン・バクストンが三塁線に放ったゴロ。三塁手のジョシュ・スミスは逆シングルで捕球を試みたが弾いてしまい、打球は三塁フェンス沿いに転がった。フェアかファウルか際どい打球だったが、ヘルナンデス氏はファウルと判定。すぐさま両手を上げた後、左手をファウルゾーンに向けた。だが、リプレー映像を見ると、スミスの手前でバウンドしたボールはファウルライン上に落ちている。ファウル判定に憮然とした表情を浮かべていたバクストンは結局、空振り三振に終わり、試合もそのままツインズが1点差で敗れた。
米メディア「ジョムボーイ・メディア」は公式ツイッターに「明らかにチョーク(ファウルライン)の上をバウンドしているボールを、エンゼル・ヘルナンデスはファウルと判定した」と綴って問題のシーンの動画を投稿。「彼は本当に酷い」「いいかげん彼をクビにして」「なんで彼はまだ仕事しているの?」「これは酷い」「球界で最悪の審判」と非難の声が相次いだ一方で「選手にブロックされて見えなかったから仕方ないと思う」「三塁手のせいで見えなければ主審に助けを求めるべきだったのに」といった意見も寄せられた。
米紙「ニューヨーク・ポスト」は、ファウル判定でなければ二塁打になった可能性が高く「同点の走者がノーアウトで二塁にいる状況となっていた」と指摘。スミスがブラインドとなってボールの位置がよく見えなかったのかもしれないとした上で、他の審判であればこのミスは許されていたかもしれないが、ヘルナンデス氏の場合は「ファンが大目に見ることはないようだ」と解説している。