打者も首振り“お手上げ” 「信じられないほど曲がる」エグい魔球が「見たことない」
アルカンタラは7回無失点の好投で防御率リーグ2位の1.73に
■マーリンズ 2-0 メッツ(日本時間11日・ニューヨーク)
防御率1点台右腕が投じた信じられないほどに曲がる“魔球”が注目を集めている。まるで左投手が投げるスライダーのように、ホームベース付近から左打者の外角に消えていくシンカー。空振りした打者も思わず首を振り“お手上げ状態”の1球に、「こんなにエグい球は見たことない」「外角いっぱいに見えたのに逃げていく…ありえない」とファンが驚愕している。
10日(日本時間11日)、マーリンズの先発サンディ・アルカンタラが7回1死からドミニク・スミスに投じた5球目だった。17インチ(約43.2センチ)横方向への変化に、実況も笑いがこぼれ「エグいシンカーで三振を奪いました。ゾーンから2フィート(約61センチ)ほど離れたところに収まりました」。解説も「信じられないほど右に曲がりました。左投手のスライダーのようです」と絶句した。
アルカンタラは7回無失点の好投で防御率はリーグ2位の1.73に。投球回は130回1/3で両リーグ断トツで、サイ・ヤング賞の有力候補だ。米メディア「トーキン・ベースボール」のツイッターが衝撃のシンカーを公開すると、ファンから「ベーブ・ルースは彼のことを魔法使いだと呼ぶだろう」「左打者から“逃げる”右投手のスライダーとか魔法じゃん」「なんじゃこりゃ」「違法にすべき」といったコメントが寄せられた。