ドラ1候補も「進学も含めて考えている」 148キロの怪腕が見据える“無限の将来”

鈴木監督「しっかりしている子、大学に行ってからでも遅くない」

 これまでに元DeNAの飯塚悟史投手や、ヤクルトの4年目右腕・鈴木裕太投手ら高卒プロも見てきた鈴木監督も、高校からのプロ入りを勧めるか迷っているという。

「飯塚や鈴木は『プロしか考えてません!』みたいな感じでした。田中は違う。本人も足りない部分を分かっているのではないですかね。しっかりしている子なので、大学に行ってからでも遅くないと思います」

 田中もいずれはプロに行きたいと考えている。憧れはパドレスのダルビッシュ有投手。「直球だけではなく、多彩な変化球もあるので凄いですよね」。幼少期からMLBを見て育ってきた。「行けるなら行ってみたいです」とメジャー挑戦も夢見る。

 鈴木監督は「冗談半分ですけど、(高卒で)プロ入りして結果を残せなくても、引退後に(東京)六大学くらい行きなって伝えている。そのくらいできる子」と評価する。高卒でプロ入りするのか、4年後になるのか。プロのスカウト陣も注目する。悩みながらも、自分を客観視できる能力が田中にはある。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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