大谷翔平、またも歴史的な快挙連発 球団新の50登板345奪三振にCY賞級の快記録も
4戦連続2桁Kは日本投手では野茂英雄、球団ではライアンに並ぶ快挙
■エンゼルス 7ー1 アストロズ(日本時間14日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は13日(日本時間14日)、本拠地・アストロズ戦に「1番・投手兼DH」で投打同時出場し、今季9勝目を挙げた。6回12奪三振4安打1失点と好投。バットでは右翼線2点三塁打を放つなど4打数2安打2打点1四球。投打に渡る活躍でチームの連敗を5で止めた。
記録ずくめの9勝目となった。4回無死一塁でブレグマンを左飛に打ち取り、32回連続無自責点。2013年に岩隈久志(マリナーズ)がマークした31回2/3を抜いて日本人先発最長記録とした。また、1972年以降では2006年ジョン・ラッキーが記録した30回2/3の“球団記録”も更新。4試合連続2桁奪三振は1995年野茂英雄に次いで日本人2人目の快挙。また、球団では1977年ノーラン・ライアン以来45年ぶり2人目だ。
6月9日(同10日)の本拠地・レッドソックス戦からの6連勝は自己最長を更新。2桁奪三振を今季7度記録しているのはメジャーでは唯一だ。さらにキャリア最初の50登板で345奪三振は球団記録だ。
マニアックな記録もある。6月22日(同23日)の本拠地・ロイヤルズ戦から4戦46奪三振で自責点1。米メディア「ESPN Stats&Info」によると、4戦45K以上&自責1以下は自責点が公式記録となった1913年以降では6人目。過去には2度記録したクレイトン・カーショーをはじめ、ジェイコブ・デグロム、ランディ・ジョンソン、ペドロ・マルティネス、クリス・セールと錚々たるメンバーが記録している。
また、この試合で12奪三振&2打点を記録。MLB公式サイトのサラ・ラングス記者によると、1920年以降1シーズンで10奪三振以上&複数打点を記録したのは1999年ケビン・ミルウッド以来、史上3人目となった。
前半戦ラスト登板で昨季に並ぶ9勝目を挙げた。後半戦最初の登板では1918年ベーブ・ルース以来104年ぶりの偉業到達に期待がかかる。また新たな快記録が期待できそうだ。
(Full-Count編集部)