大谷翔平vsジャッジ、歴史的なMVP争いの勝機は? エ軍番記者が指摘「HRを見たい」
2年連続MVPの勝機は「ジャッジの成績に迫ること」
ジャッジは地区首位を独走するヤンキースを牽引。一方で大谷のエンゼルスは開幕ダッシュこそ決めたものの、マドン監督の途中解任もあって大失速した。ポストシーズンも厳しい展開となっている。では、大谷がMVPをつかむには何が必要か。ボリンジャー記者は一点に集中した。
「もう少しだけ長打力を発揮することだろうね。もう少しパワーが追いついてくれば、ジャッジの成績に少し近づくことになる。投球では、残りのシーズンで今ほど圧倒的な投球をする必要はない。(今季これまでの)投球は本当に素晴らしいものがある。仮に防御率3点ぐらいでも問題ないはずだ」
「本塁打を増やすことを含めてパワーをもう少し発揮することが、MVP争いの助けになるだろうね。やっぱりファンは本塁打を見たいものだから。本塁打や打点を稼ぐように、ジャッジの成績に迫ることができるものが彼を後押しすると思うよ」
現時点でジャッジと大谷の本塁打数は11本差がついている。この差を縮めれば、連続MVPの勝機もグッと近づくとエンゼルス番記者は指摘した。残るシーズンも73試合。大谷vsジャッジの熾烈な争いを期待したい。
○著者プロフィール
小谷真弥(こたに・まさや)1983年、大阪・大阪狭山市生まれ。埼玉・東松山市育ち。明大明治高、明大野球部を経て2006年報知新聞社に入社。地方部(富山・石川)を経て2009年に運動第一部(野球部)へ異動。2009年ロッテ、2010、11年横浜、2012年から巨人、2015年から日本ハム、2017年からメジャー担当。2019年2月からFull-Count編集部に所属。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)