大谷翔平、前半戦は9勝&19HR 投手成績は“爆上げ”、104年ぶり快挙&連続MVP期待
昨季4勝&33発→今季9勝&19発、後半戦開幕で104年ぶり偉業の期待
エンゼルスの大谷翔平投手は16日(日本時間17日)、本拠地・ドジャース戦に「2番・指名打者」で先発出場した。6、8回と2打席連続で痛烈な右前打を放ち、3試合ぶり今季23度目のマルチ安打をマークした。4打数2安打で打率.258。チームは大敗して3連敗。今季最悪を更新する借金14に膨らんだ。
昨季は前半戦で84試合出場し、打率.279、33本塁打、70打点をマーク。今季は89試合出場して打率.258、19本塁打、56打点。降板後も指名打者として出場できる新ルール導入で打席数は「343」から「382」と増えたが、打撃3部門でいずれも成績を落とした。盗塁数も「12」から「10」となっている。
一方で、投手成績は飛躍的に向上させた。昨季は13登板4勝1敗、防御率3.49。67回を投げて87奪三振、35四球だったが、今季は15登板9勝4敗、防御率2.38。87回を投げて123奪三振、22四球と、どの数字を見てもアップさせている。
この日、フィル・ネビン監督代行は投手・大谷に後半戦開幕となる22日(同23日)の敵地・ブレーブス戦の先発投手を託すと明かした。勝てば1918年ベーブ・ルース(当時レッドソックス)が記録した2桁勝利&2桁本塁打に到達する。昨季は長打力で満票MVPを引き寄せたが、今季は投手力で――。後半戦はヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手らとの熾烈なMVPレースが期待される。
(Full-Count編集部)