巨人、衝撃の投壊は「記憶にない」 3戦8被弾26失点…専門家が危惧「全てが悪循環」

広島戦で逆転満塁本塁打を打たれた巨人・鍬原拓也【写真:中戸川知世】
広島戦で逆転満塁本塁打を打たれた巨人・鍬原拓也【写真:中戸川知世】

広島との同一カードで3試合連続満塁本塁打を浴びるなど計8被弾26失点

■広島 10ー5 巨人(17日・東京ドーム)

 巨人は17日、東京ドームで行われた広島戦に5-10で敗れ5連敗を喫した。一時は2位につけながら、大混戦のCS争いに陰りが見え始めた。チーム防御率、失点が12球団ワーストの状況にオリックス、ソフトバンク、広島で打撃コーチなどを歴任した野球評論家の新井宏昌氏は「改善されないとBクラスで終わる可能性もある」と、語った。

 3回までに4-0とリードする展開が嘘のように崩れた。4回に先発・高橋が2点を失い1死満塁で降板。2番手でマウンド上がった鍬原が堂林に満塁弾を浴び逆転を許した。さらに7回に中村健にソロ、8回にも磯村に2ランと終わってみれば2桁失点の大敗だった。

 今カードは3試合連続で満塁本塁打を浴びるなど計8被弾27失点。止まらない“投壊”に新井氏も「相手に上手く打たれたというよりも、打たれるべくして打たれた。甘く入ったボールをことごとく痛打。登板過多も重なり悪循環になっている」と語る。

「伝統的に巨人は投手力。ここまで投手で苦しむ姿を見るのは記憶にない」

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