「能見さんがいないとキツい」 オリ・山岡の好投支えるベテラン左腕との“師弟関係”
中10日でマウンドも「調子が悪い」、能見とのキャッチボールでアドバイスを求める
登板に向け調整を続ける中で支えになっているのが、投手コーチ兼任のベテラン・能見だ。阪神時代から実績、経験豊富な左腕と毎日のようにキャッチボール。この日の登板まで体の状態、力感のギャップがありながらも「毎日キャッチボールをしながら『ここがこうなってるよ』と言ってもらうようにしていた。ちょっとずつ直していって。能見さんがいないとキツいですね」と、感謝の言葉を口にした。
昨季は故障もあり前半戦はリハビリに費やし悔しいシーズンを送ったが、今季はここまで16試合に登板し6勝5敗、リーグトップの防御率1.75とローテの一角として活躍。試行錯誤を繰り返しながらも前半戦を投げ抜き「怪我が無くここまで来れているのはいい状態だと思う。前半戦を勝ちで終われたのが一番大きい」と、ようやく笑顔を見せた。
背番号「19」が見せた投球に中嶋監督も「苦しんだが良く粘ったと思う」と評価。チームは5位ながら首位ソフトバンクまでのゲーム差は4.5。前半戦は残り5試合。昨季のリーグ覇者が勢いを取り戻し、混戦パ・リーグを盛り上げていく。
(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)