田中将大、前半戦5勝7敗も「いい形になってきた」 復帰2年目、日米186勝右腕の“現在地”

2四球絡んで逆転許すも「ほんのちょっとしたところだと思います」

 7回4安打7奪三振で3失点。田中将はこの日もクオリティスタート(6回以上投げて自責点3以下)を果たした。「(投球内容は)良かったです。(7回に逆転されたのも)ちょっとしたところです。結果的に見れば四球が2つ絡んでいますが、ほんのちょっとしたところだと思います」と話す。

 石井一久監督は「本人にとっては、(7回を)なんとか0点に抑えることをターゲットにしていた中で、残念な結果になった」としつつ、「配球を含めて、何が良かったのか、何が反省点なのかを自分で振り返ることができる投手なので、次へ向かってほしい」と全幅の信頼を寄せた。

「メカニックの部分で、いい形になってきた手応えはあります」。田中将自身がそう語るように、投球フォームが安定し、昨季何度か手痛い一発を浴びたような、ここ一番での失投も減った。チームは23日現在リーグ4位も、首位から5位までが3.5ゲーム差内にひしめく大混戦の真っ只中にいる。マー君の豊富な経験が生きるのはこれから。「ほんのちょっとしたところ」の修正が求められる。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY