コロナ感染で欠場も「一緒に戦っている」 ポニー全国大会で選手を繋ぐ“ライブ配信”
千葉ジャガーズの金子くんはコロナで大会を欠場
新型コロナウイルスが再流行している中、「何とか日常の野球をさせてあげたい」という思いで協会は感染対策を徹底している。一方でコロナに感染し、大会に参加できなかった選手も少なくなかった。千葉ジャガーズの金子徹平くんもそのひとり。24日の三潴ファイターズとの3回戦でチームは1-6で敗れたが、グラウンドに立つことはできなかった。
3月に沖縄で行われた「日本旅行カップ 第6回全日本選抜中学硬式野球大会」は右腕の怪我で出場できなかった。夏に悔しさを晴らすことを誓ったが、大会前に高熱に浮かされた。検査を受けると陽性判定。すでに熱は下がっていたが、試合に出ることは許されなかった。
ベットの上で悔しさを滲ませるしかなかった。しかし、そんな金子くんを支えたのがライブ配信だった。チームメートを応援するために動画を見ると、自分が着用するはずだった21番のユニホームがベンチに飾られていた。
「嬉しかったです。自分がいなくてもユニホームを飾ってくれて、一緒に戦っている気にさせてくれました」
結果としてはチームは勝つことはできなかったが、「これからも頑張ります」と仲間の雄姿を見て前を向くことができた。