決勝で好カード続々、甲子園切符の行方は 神奈川は東海大相模-横浜、5年ぶり頂上決戦

横浜・鈴木楓汰(左)と東海大相模・求航太郎【写真:荒川祐史】
横浜・鈴木楓汰(左)と東海大相模・求航太郎【写真:荒川祐史】

京都決勝は龍谷大平安-京都国際、雨で順延した千葉も木更津総合-市船橋

 第104回全国高校野球選手権の地方大会も大詰めとなってきた。27日には12大会で決勝戦が行われる。神奈川では5年ぶりの顔合わせとなった東海大相模と横浜、京都では龍谷大平安-京都国際の開幕前からの優勝候補が激突するなど、好ゲームの期待が高まる。

 2年連続の甲子園出場を目指す横浜は準決勝の立花学園戦を11-1、6回コールドで勝利。ロッテ・鈴木昭汰投手の弟で、楓汰投手(2年)が6回1失点。エース・杉山遥希投手(2年)を温存した。打線も17安打11得点と状態はいい。

 東海大相模は横浜創学館を6-2で下した。「4番・右翼」で求航太郎外野手(3年)が左中間席上段に豪快弾を放つなどして快勝した。昨秋から指揮を執る同校OBで元巨人捕手の原俊介監督は「ここまで上がったら、勝つか負けるか。臆してしまったら、今まで、生徒たちがやってきたことが台無しになるし、堂々と最後までやれたんだっていうので、勝つか負けるか決まりますし、そういった勝負がしたいと思います」と意気込む。5年ぶりの決勝での顔合わせに野球ファンは大きな注目を寄せている。2017年は9-3で横浜が勝利している。

 また京都では名門・龍谷大平安とドラフト上位候補の森下瑠大投手がいる京都国際が対戦。京都国際は選抜出場予定だったが、新型コロナウイルスの集団感染のため出場を辞退していた。春に立つはずだった聖地のグラウンドへあと一歩となった。

 千葉では木更津総合と市船橋、茨城では土浦日大と明秀日立が26日に雨天中止となった決勝を行う。そのほか、宮城では仙台育英と聖和学園、福島では聖光学院-光南、群馬では樹徳-健大高崎、三重では三重-津商、広島では盈進-尾道、鳥取では倉吉総合産-鳥取商、徳島では鳴門-鳴門渦潮、長崎は海星-創成館、宮崎では富島-宮崎西の決勝カードが予定されている。

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