初戦敗退で「悔やみきれない」も… 選手の悔いを消し去ったポニー全国大会の“交流戦”
初戦3打数無安打→交流戦9打数7安打の神戸・中村くん「最後いい形で終わることできた」
また、交流戦で屈辱を晴らした選手もいた。「監督会特別賞」を受賞した兵庫神戸ポニーベースボールクラブは初戦で千葉ジャガーズに1-14で大敗。主将の中村翔太くんは3打数無安打に終わり、「全くバットを振ることができなかった」と悔しさだけが募った。
試合後のミーティングで「思い切ってバットを振っていこう」とチームメートを鼓舞。その効果もあったのか交流戦では打線が爆発した。3試合で47得点を挙げて全勝し「監督会特別賞」に輝いた。
「あれ(千葉ジャガーズ戦)で終わっていたら、悔やんでも悔やみきれなかったと思います。交流戦に回ってしまったことは悔しいですが、最後いい形で終わることができました」。交流戦3試合で9打数7安打と気を吐いた中村くんは充実感を滲ませた。
全てのチームが3試合以上を経験できた。異例の全国大会での交流戦は試合経験だけでなく、選手に挽回のチャンスを与えていた。
(川村虎大 / Kodai Kawamura)