鷹が黒瀬健太との支配下契約を発表 4年ぶり支配下復帰に「やっと戻ってこられた」
今季はウエスタン・リーグで4番も務め、7本塁打を放つ
ソフトバンクは28日、育成選手だった黒瀬健太内野手と支配下契約を結んだと発表した。背番号は「12」。2015年のドラフト5位で入団した黒瀬だったが、2018年オフに戦力外通告を受け、育成再契約を結んだ。その後、育成選手としてプレーを続け、4年ぶりの支配下復帰となり、会見では「素直に嬉しく思います。やっと戻ってこられたという思いです」と喜びを語った。
初芝橋本高で高校通算97本塁打をマークし、右の長距離砲として入団した黒瀬。プロ3年目の2018年まで1軍出場はなく、戦力外となり、育成再契約を結んだ。その後も支配下昇格のチャンスをなかなか掴めず、育成選手として3年間プレーした。昨オフは巨人の中田翔内野手の自主トレに参加した。
その中田にはすぐさま電話で支配下復帰を連絡。「おめでとう」と言葉をかけられると共に助言も授かった。黒瀬は「これで満足するなよって。今まで育成から支配下になって、それで満足して終わっていったヤツを何人も見ているから、って。支配下になったら支配下なりに厳しいことがいっぱいあるから、これで気を抜かずに、明日からも結果残せるように頑張れ、と」と“師匠”の教えを明かした。
今季はウエスタン・リーグでここまで36試合に出場して打率.260、チーム内で2位となる7本塁打を放ち、アピールしていた。「僕の長所は、長打力っていうところなんで、ホームランや長打をたくさん打って、打点をあげたり、いいとこで打ったりできるように頑張りたいです」と、久々の1軍の舞台へ思いを馳せていた。
(Full-Count編集部)