創部7年目で強豪校に「環境のせいにしない」 2年連続の夏準V導いた「意識と効率」

準優勝に終わった立命館守山【写真:上野明洸】
準優勝に終わった立命館守山【写真:上野明洸】

2年連続で夏の滋賀大会準Vの立命館守山

 今年も大一番で、近江に夢を阻まれた。29日にマイネットスタジアム皇子山で行われた第104回全国高校野球選手権滋賀大会の決勝。立命館守山は創部7年目にして2年連続で聖地に王手をかけたが、1-4で敗れて甲子園初出場の夢は叶わなかった。

 先発した2年生のエース左腕・加藤優芽投手は持ち味の制球と緩急で大量得点こそ許さなかったが、近江先発の山田陽翔投手(3年)の前に打線が3安打に抑え込まれた。秋武祥仁監督は「(山田投手は)変化球が良かったですね。独特の雰囲気の中で選手はしっかりやってくれた。結果は伴わなかったですけど、これまでやってきたことをやれたかなと思います」とうなずいた。

 2年連続で県大会は春夏準優勝。昨夏も決勝で近江に0-6で敗れ、涙をのんでいた。甲子園への“あと一歩”が遠いが、県内では躍進。一昨年の秋季大会では近江にも勝利し、近畿大会に出場。今大会でも光泉カトリック、彦根東、綾羽と県内の実力校を破って決勝に進出し、強豪校としての地位を固めつつある。

専用グラウンドは無し、限られた時間の中で練習

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