日本とMLB選手の打撃は何が違う? 元DeNA捕手が子どもたちに伝える“リズム感”

元DeNAの西森将司さん【写真:間淳】
元DeNAの西森将司さん【写真:間淳】

元DeNA西森将司氏は横浜市の「GXA野球教室」で子どもたちを指導

“遅すぎた出会い”を悔やむほど、効果を実感している。元DeNAの西森将司さんは現在、横浜市の野球教室で少年野球の子どもたちに知識や経験を伝えている。この野球教室の特徴は、野球の技術指導とスポーツリズムトレーニングの融合。西森さん自身、現役を引退する1年前にリズムトレーニングを知り、練習メニューに取り入れていた。

「もっと早く知っておきたかったですね。リズムトレーニングを経験したら、まだまだできることがあったと感じました」

 2019年で現役を引退した西森さんは少し残念そうに、選手としての野球人生を振り返る。もっと早く知りたかったと強く思うほど、リズムトレーニングに衝撃を受けた。

 2011年ドラフト会議でDeNAから育成2位で指名を受けた西森さんは、2013年7月に支配下登録された。捕手としては珍しい俊足で両打ちの選手だった。リズムトレーニングとの出会いは2018年12月。知人から、まだ広く知られていなかったリズムトレーニングを紹介された。「新しいことはやってみたいタイプなので、試してみようと思いました」。テンポの良い曲に合わせて体を動かすと、今までと違う感覚が芽生えた。

「結局、スポーツで最後にたどり着くのは感覚だと思います。ずっと野球をやってきて体重移動やタイミングの取り方が身に付いていると考えていましたが、もっと感覚が磨けると思いました」

「打者は細かいリズムで投球を待った方が対応できる」

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