高校野球に広がる「リーグ戦」 甲子園常連校も参加、地域全体の底上げにも期待

「Liga Agresiva」に参加している新潟・日本文理高【写真:加治屋友輝】
「Liga Agresiva」に参加している新潟・日本文理高【写真:加治屋友輝】

新潟では春夏計16回甲子園出場の日本文理高も「Liga Agresiva」に参加

 高校野球にリーグ戦が広がっている。NPO法人「BBフューチャー」の理事長・阪長友仁さんが創設したリーグ戦「Liga Agresiva」は7年目を迎え、全国各地で80校以上が参加している。中には、甲子園常連校の名前もある。チーム全体のレベルアップだけでなく、地域の底上げにもつながると期待されている。

「Liga Agresiva」は、高校球児の未来を守るために2015年に大阪で設立された。肩や肘への負担を考慮していち早く球数制限を導入し、バットは低反発に限っている。選手が再出場できるリエントリー制や、変化球はカーブとチェンジアップのみで投球全体の25%以内といったルールを設けている地域もある。

 阪長さんは新潟明訓高時代に甲子園に出場。新潟でもリーグ戦に賛同する高校は増えており、現在は新潟明訓高の他に、春夏合わせて16度の甲子園出場経験がある日本文理高など9校が参加している。リーグ戦に加わって4年目となった日本文理高の鈴木崇監督は「普段、試合に出ていない選手にチャンスがあるのはありがたいです」とメリットを語る。

強豪もリーグ戦に参加 チーム+地域のレベルアップに効果

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