大谷翔平は「来夏までトレードされない」 “最大の理由”を米メディアが指摘
トレード期限まであとわずか…大谷の去就は最大の関心事
メジャーリーグは2日午後6時(日本時間3日午前7時)にトレード期限を迎える。日米で最も注目を集めているのは、低迷するエンゼルスが、来季で契約の切れる大谷翔平投手の放出に踏み切るかどうかだ。米メディア「CBSスポーツ」は公式サイトで、エンゼルスが大谷を「来季の開幕前にトレードする3つの理由」と、大谷が「来夏のトレード期限までチームに残る最大の理由」を、球団幹部への取材をもとに紹介している。
大谷を放出するかもしれない理由の第1は「巨額の契約が待ち構えていること」だ。「今後選手生命を脅かすような怪我がなければ、史上最大の“引っ張りだこ”FAになるだろう」と紹介されている。
ただエンゼルスは既にトラウト、レンドン、イグレシアスの3人に、1年あたり計9000万ドル(約119億円)を超える額を払うことが決まっている。さらに大谷の新契約は「控えめに見積もっても年俸3000万ドル(約39億7000万円)」になると考えると、チームの年俸総額の6割以上をロースターのわずか15パーセントの選手に払うことになってしまう。
結果、「エンゼルスは大谷がFA権を得る前に、延長を説得できる可能性はほとんどなく、争奪戦で最高額をオファーできる可能性も低い」と結論付けている。
2つ目に挙げているのが「大谷は勝てるチームでプレーしたい」という問題だ。記事は「エンゼルスが大金をオファーできたとしても、ワールドシリーズ優勝リングへの現実的な道筋を提示できるかは明確ではない」としている。大谷が加入した2018年以降、エンゼルスは毎年勝率5割以下。すでに4人の監督のもとでプレーしており、来年も残るのであれば5人目となる可能性が高いとしている。