大谷翔平は「来夏までトレードされない」 “最大の理由”を米メディアが指摘

「エンゼルスが泥沼から抜け出すために」大谷を放出すべき?

 3つ目は「チームにとっての長期的な利益」だ。記事は「エンゼルスが近い将来に勝ちたいのなら、大谷のトレードを検討すべき」としている。もし大谷がより優勝に近いチームを選び、FAで出ていくのなら、エンゼルスが対価としてえるのはドラフト指名権1つだけになる。ただエンゼルスが「今の泥沼から抜け出す」には、このカードだけでは足りないという指摘だ。

 大谷のトレード価値はこれからオフにかけて落ちていき、来年の開幕時点でまた大きく損なわれる。CBSが取材した球団幹部のほとんどは、大谷が来季開幕時点でエンゼルスにいる確率が5割以上あると思うとしている。それは「オーナーのモレノ氏がそれしか受け入れないからだ」としている。

 関連して、エンゼルスが大谷をトレードしない理由はひとつしかない。「モレノオーナーの方針」だという。大谷のトレード放出は、時代を背負うレベルの選手が2人も在籍しながら、オーナーと幹部たちが「常勝チームを作れなかった」と認めることになるからだ。記事は最後に「大谷のトレードをめぐるエンゼルス最大の試練は、オーナーが現実を受け入れ、負の結末を受け止めることなのかもしれない」としている。

(Full-Count編集部)

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