シンダーガードは先発当日に移籍… 大谷残留のエンゼルスは主力3選手をトレードで放出
マーシュ、シンダーガードはフィリーズ、守護神イグレシアスはブレーブスへ
メジャーリーグは2日(日本時間3日)、トレード期限を迎え、駆け込みでのトレード成立が相次いだ。大谷翔平投手の去就が注目を集めていたエンゼルスは最終日にブランドン・マーシュ外野手、ノア・シンダーガード投手、ライセル・イグレシアス投手をトレードで放出。期限最終日に慌ただしく動きを見せた。
まず、動きがあったのは24歳のマーシュだった。昨年7月にメジャーデビューを果たした若手はフィリーズへと移籍。若手有望株の22歳ローガン・オーハッピー捕手との交換トレードとなった。
また、期限が迫る中で、トレード候補の1人として挙がっていたシンダーガードも、マーシュと同じフィリーズへのトレードが決定。この日のアスレチックス戦で先発登板予定だったが、先発当日にトレードが決まった。エンゼルスには2016年全米ドラ1のミッキー・モニアック外野手ら若手有望株2人が加わる。
さらに守護神のイグレシアスはブレーブスへとトレードに。昨オフに4年総額5800万ドル(約77億円)で契約を延長していた右腕だが、その契約1年目で放出されることになった。交換要員としてブレーブスから38歳のベテラン右腕ジェシー・チャベス投手と26歳の若手右腕タッカー・デビッドソン投手がエンゼルスへ移籍する。
一方で、大谷翔平投手は今季はエンゼルスに残留することに。ヤンキースなど複数球団がトレードに動いていたとされるが、エンゼルス側に放出する意思はなかったとされている。マーシュ、シンダーガード、イグレシアスと3人の主力を放出して“売り手”に回ったエンゼルス。今後、この動きがどう出るだろうか。
(Full-Count編集部)