ダルビッシュ「嬉しいし自信になる」 6回3失点で10勝目、5年ぶり2桁勝利

試合後の取材に応じたパドレス・ダルビッシュ有【写真:木崎英夫】
試合後の取材に応じたパドレス・ダルビッシュ有【写真:木崎英夫】

パドレスはトレード市場で大補強敢行「嬉しい。でも悲しい」

■パドレス 13ー5 ロッキーズ(日本時間3日・サンディエゴ)

 パドレスのダルビッシュ有投手が2日(日本時間3日)、2017年以来5年ぶりとなる2桁勝利を挙げた。本拠地で行われたロッキーズとのダブルヘッダー第1戦に先発して6回3失点。味方打線の援護もあって2017年以来の2桁勝利となる10勝目を手にし「みんなで勝ったというのが10回あるということ。嬉しいし、自信になります」と語った。

 今季20試合目の先発マウンドに上がったダルビッシュ。「6回最低でも行ければ、2試合目の戦術は大きく変わってくる」と、あえてダブルヘッダー第1戦での先発を志願した。初回は3者凡退に封じる上々の立ち上がりを見せたが、2回にグリチャックに2ランを被弾。4回にはロジャースにもソロ本塁打を浴びて3失点となった。

 ただ、打線が4回にノラの犠飛で1点を返すと、グリシャムの12号2ランで同点に。さらに5回にはキム・ハソンの適時打で勝ち越しに成功して、ダルビッシュを援護した。5回を終えた段階で95球を投じていたものの、右腕は6回も続投。107球で6回3失点にまとめてチームも快勝。10勝目を掴み「とにかく長いイニング投げたい強い気持ちと勝ちたいという強い気持ちなんだなってのは思います。なんとか6回いけて良かったです」と喜んだ。

 この日、米球界はトレード期限を迎え、パドレスはナショナルズのソト、ベル、レッズのドルリーを立て続けに獲得。前日までにブルワーズのヘイダーも獲得しており、今夏のマーケットで最も大きな動きを見せた。チームの積極補強にダルビッシュは「もちろん嬉しいですよ。でも悲しい部分もあって、自分はそっちが先にきますね。ここまで一緒にやってきたので、自分達も寂しい気持ち」と、交換で他球団へ移籍するゴアやボイト、ホズマーとの別れを惜しんでいた。

(Full-Count編集部)

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