大谷翔平「モチベーション難しい」 MVP争いも滲む悲壮感、どうなるエ軍との再契約
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「まだまだ続いていく野球人生なので1試合1試合集中して」
「チーム的にもポストシーズンを目指してやっていこうという士気のもとで、士気高くはやれてない。1勝がポストシーズンにつながる可能性が低いというのは選手としては、なかなか厳しいと思いますけど、やることに集中してやりたいなと思います」
「そういう意味でモチベーションはもちろん難しいかなと思いますけど。個人的にはやらなければいけないことはたくさんありますし、まだまだ続いていく野球人生なので1試合1試合集中してどんな状況でもやれることをやりたいなと思います」
コメントの最後に「やることに集中」「どんな状況でも」と自らを律するような言葉を並べているが、そんなことはとっくにできている。トレード市場で売り手に回り、約79億円の“大谷資金”を浮かせたミナシアンGMは、“なおエ”をどのように受け止めているのか。チームの勝てる道筋を作るしか、「We Love Shohei」という恋人との再契約はないだろう。
7月中、大谷のトレードの噂が飛び交った。この日、報道陣から「ソワソワしたか?」と問いかけられたが、「自分がですか? いや、特になかったです」と今夏にトレード放出されることは頭の片隅にもなかったようだ。やり場のない思いを払拭するには、やはり目の前に全力を尽くすしかなさそうだ。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)
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