大谷翔平がエンゼルスを“去る日” 米記者が去就展望「この冬トレードを真剣に」
大谷が躍動し、チームが負けるたびに強まる“放出議論”
エンゼルス・大谷翔平投手の去就が、今季のトレード期間を終えてもなお燻り続けている。米スポーツ局「ESPN」のバスター・オルニー記者は、同局の番組内で“大谷の未来”について展望。「私にはオオタニが2023年シーズンをエンゼルスで終えるとは思えません」と言い切り、その根拠も提示した。
大谷が2023年シーズン後にFA権を得ることを踏まえ、オルニー記者は「エンゼルスは今季後に延長契約を持ち掛けるでしょう。最低でも年5000万ドル(約67億円)のオファーを」と予想。その一方で、他球団は大谷が契約延長を拒否すると見ているといい「この冬、エンゼルスは初めて、オオタニのトレードを真剣に考えることになるでしょう」と分析した。
最短は今冬だが、オフにトレードを敢行しなくても「来季エンゼルスが苦戦したら、真夏にはトレードすることになる」と指摘。まさに今季と同じような状況になれば、来夏には放出する可能性が高くなるという。この2つのタイミングを踏まえて、来シーズン終了までエンゼルスに在籍することはないだろうと見通した。
NYポスト紙も、オルニー記者の展望を引用しつつ大谷の去就について考察。「同紙のMLBインサイダーであるジョン・ヘイマン記者に、ライバルチームのある幹部はこう語った。『14か月経ったら彼はいなくなる。そしていなくなったら一生戻ってこない』」と綴った。
エンゼルスにとっても、大谷にとっても、いつかは訪れる決断の時。二刀流が躍動してもチームが負ける度、この議論はどんどん熱を帯びていくことになる。
(Full-Count編集部)