“小学生の甲子園”マクドナルド杯が8日に開幕 2回戦で注目の好カード実現か

高円宮杯全日本学童軟式野球大会「マクドナルド・トーナメント」が8日に明治神宮野球場で開幕する
高円宮杯全日本学童軟式野球大会「マクドナルド・トーナメント」が8日に明治神宮野球場で開幕する

全国1万1000チームの頂点を決める大会、3年ぶりに東京が会場

 小学生の甲子園と呼ばれる高円宮杯全日本学童軟式野球大会「マクドナルド・トーナメント」が8日に明治神宮野球場で開幕する。今年は3年ぶりに東京での開催。都道府県の予選を勝ち抜いた全国51チームが日本一を争う。中でも、2回戦で対戦する可能性がある前回大会優勝の長曽根ストロングス(大阪)と、2018、19年に大会連覇を果たした多賀少年野球クラブ(滋賀)が注目されている。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、2020年は大会が中止となり、昨年は無観客で開催された「マクドナルド・トーナメント」。今年は観客を入れて3年ぶりに東京で開催される。

 大会には全国の約1万1000チームから勝ち抜いてきた51チームが出場する。中でも関心が高いのは、10日に予定されている長曽根ストロングスの初戦だ。これまで7度の優勝を誇り、前回大会優勝枠で2回戦から登場する長曽根ストロングスは、石橋クラブ(栃木)と多賀少年野球クラブの勝者と対戦する。多賀少年野球クラブは18、19年に大会連覇を果たした強豪で、2回戦で好カードが実現する可能性がある。

 3年ぶり全国制覇を目指す多賀少年野球クラブの辻正人監督は「まずは初戦に勝利することに集中しています。2回戦に進めたら、さわやかさを前面に出して全力で砕け散りたいと思います」と語った。出場した昨年の大会は無観客での開催だっただけに「今年は地元の子どもたちに野球の面白さを知ってもらい、観客を巻き込む試合をしたいです」と続けた。

 8日は神宮球場で開会式が実施され、競技は7日から8会場で開催。決勝戦は14日に予定されている。大会を主催する全日本軟式野球連盟は、チーム関係者の健康チェックや移動中のマスク着用など、新型コロナ対策のガイドラインをまとめている。

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