DeNA、“襟付きユニ”で3戦全勝 大田サヨナラ打に指揮官ご満悦「ゲンがいい」
大田が9回2死一、三塁で左前打 今永は113球完投で6勝目
■DeNA 3ー2 阪神(9日・横浜)
セ・リーグ3位のDeNAは9日、本拠地・横浜スタジアムで行われた阪神戦に3-2でサヨナラ勝ち。貯金を1とし、2位の阪神に0.5ゲーム差に迫った。2-2の同点で迎えた9回2死一、三塁で代打の大田泰示外野手が左前へ適時打を放ち、試合を決めた。
「大田泰示がよく決めてくれました。さすがに勝負強い」と三浦監督。DeNAはプロ野球史上初の“襟付き開襟”ユニホームを着用した試合で3戦3勝(雨天ノーゲームが1試合)。10、11日もこのユニホームで阪神戦に臨む。
また、ネイビーを基調としたJリーグ・横浜F・マリノスとのコラボユニホームを着た6月28~30日の対阪神3連戦(横浜スタジアム)も3戦全勝で、今季企画ユニホームを着ると6戦全勝と強さを発揮している。三浦監督は「いいですね。ゲンのいいユニホームだと思いますし、もっともっとゲンのいいユニホームをつくっていけるように、勝っていきたい」と口元をほころばせた。
2点をリードされたDeNAは4回、阪神先発の青柳に対し、2死一、二塁のチャンスをつくり、7番・宮本秀明外野手の打球は二ゴロだったが、阪神・糸原の一塁悪送球を誘い1点を奪取。6回には1死三塁の場面で、今季開幕直前にクリーニング手術を受けた右肘が万全でないことからスタメンを外れていたタイラー・オースティン外野手が代打で登場。打球が投手・青柳のグラブをはじき、二ゴロとなる間に同点に追いついた。9回は阪神4番手・加治屋を攻略した。
投げてはエースの今永昇太投手が9回113球で4安打2失点に抑え、今季6勝目(3敗)。2回に2点を先行されたものの、5回以降をパーフェクトに抑え、流れを引き寄せた。
(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)