下馬評は最低「C」評価も…甲子園を沸かせた戦い 王者を“本気”にさせた道産子軍団

2番手で登板した山保「最後まで全力で戦えば、強い相手にも良い試合ができるんだよと伝えたい」

 6回8安打4失点(自責3)の力投を見せたエース・池田翔哉投手(3年)は「相手は日本一なので甘い所は打たれる。低めの意識を徹底していた。変化球のほとんどが低めに決まったし、高校生活で一番良い投球だった。100点です」と、敗れても笑顔。

 打っては先制犠飛を放ち、2番手で登板した山保も「どれだけ世間は大阪桐蔭が大差で勝つと思っていても、自分たちが今までやってきたことを信じて。最後まで全力で戦えば、強い相手にも良い試合ができるんだよと伝えられたと思う」と胸を張った。

 旭川大はこれまで夏の甲子園に10度出場。2018年には佐久長聖(長野)に延長14回タイブレークの末4-5でサヨナラ負け。2019年は奥川恭伸(現ヤクルト)を擁する星稜に0-1で敗れるなど、接戦を演じている。

 選抜王者と互角の戦いを見せたが、端場雅治監督は「結果から言うと良くやってくれたが、勝負ごとなので勝ちたかった。うちが大阪桐蔭に勝つには、100%の試合ができないと勝てない。ミスが出たところに最大の敗因がある」と、至って冷静に試合を振り返っていた。

大阪桐蔭・西谷監督「向こうは攻めてくる。こっちは受けてしまう形になってしまった」

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