下馬評は最低「C」評価も…甲子園を沸かせた戦い 王者を“本気”にさせた道産子軍団

大阪桐蔭・西谷監督「向こうは攻めてくる。こっちは受けてしまう形になってしまった」

 大阪大会を危なげなく勝ち上がり、3度目の春夏連覇を狙う大阪桐蔭を相手に誰がこの展開を想像できたか。全国からトップレベルの選手が集まる“最強軍団”を相手に、ベンチ入り全18人が北海道出身の“道産子軍団”が見せた1戦に甲子園はこの日、一番の盛り上がりを見せていた。

「しぶとく粘り強い野球がうちの身上。そういう野球を前半は相手にされて苦しくなった。向こうは攻めてくる。こっちは受けてしまう形になってしまった」

 甲子園春夏通算62勝目を挙げた西谷浩一監督にそう言わしめるほど、旭川大ナインが見せた一投一打は光り輝いていた。

(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

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