DeNA浜口が限定ユニの“襟を立てる”理由 先発陣の踏ん張りに三浦監督もニヤリ
「気合がみなぎっているので襟も立つ」
DeNA投手陣といえば、守護神・山崎、タフネス左腕・エスコバー、伊勢らの小刻みな継投でしのぐのが“必勝パターン”だが、先発ローテーションを張る投手としてはそれに甘えてはいられない。9日の同カードでは、エースの今永が9回2失点完投勝利を挙げており、三浦監督は「6連戦の頭に今永がいいスタートを切り、浜口が続いてくれた。暑い夏場に連戦が続く中、先発には1イニングでも長く投げてほしいところだけに、非常に頼もしい」と相好を崩した。リリーフ陣の負担を軽減した意義も大きい。
8月に入ってから、10日まで6勝1敗の快進撃を続けているDeNAは、全7試合で先発投手が5回以上投げ、自責点2以下に抑えている。三浦監督は「相乗効果というか、今永がやったら俺も、浜口がやったら俺も、とみんなが一体感を持ってやってくれれば」とうなずく。
プロ野球史上初の期間限定“襟付き開襟型ユニホーム”を着て戦っているDeNAにあって、浜口は前回登板に続いて、なぜか1人だけ襟を立ててプレーしていた。お立ち台では「気合がみなぎっているので、襟も自然に立つのかなと思います」と笑いを誘った。先発投手陣の意地が、チームをさらなる高みへ押し上げる。
(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)