愛工大名電、岩瀬仁紀氏の長男・法樹が見事な火消し！　同点劇を呼び込む好救援

法樹投手が無失点の好リリーフを見せると、その裏にチームは同点に追いつく

　第104回全国高校野球選手権大会は12日、大会第7日目の第2試合で愛工大名電（愛知）と八戸学院光星（青森）が対戦。元中日の守護神として活躍した岩瀬仁紀氏を父に持つ長男・法樹投手（3年）は初戦に続きリリーフ登板。1死一、二塁のピンチを無失点に抑えた。

　背番号「10」の右腕・法樹の出番は4点ビハインドの7回。先発のエース左腕・有馬伽久投手（3年）が1死一、二塁のピンチを背負ったところでマウンドへ上がると場内はどよめきと大きな拍手が起きた。

　自らの暴投で二、三塁となったが5番・織笠陽多外野手（3年）をスライダーで空振り三振、続く池上智史内野手（3年）を二ゴロに抑え無失点に抑えた。

　法樹の好投が反撃を生んだ。その裏、愛工大名電は無死一、二塁から市橋昂士外野手（3年）の2点適時三塁打、美濃十飛外野手（3年）の中前適時打で1点差。無死一塁で法樹の打席では代打を送られ降板。その後、1死一、三塁から加藤蓮外野手（3年）の左前適時打で同点に追いついた。

　初戦の星稜戦（石川）では9回に登板し甲子園デビュー。最速144キロの直球を武器に1回無失点の好投。この日は、これ以上の失点が許されない場面で見事な火消しを見せた。ここまで甲子園では計1回2/3を投げ無安打1奪三振、無失点の好投を見せている。

（Full-Count編集部）