“きつねダンス”が海を越えるまで キュートな台湾チアもKO「熱中してしまって…」

楽天ガールズのYuhiさん(左)と、邱紫庭(チォウ・ズーティン)さん【写真:球団提供】
楽天ガールズのYuhiさん(左)と、邱紫庭(チォウ・ズーティン)さん【写真:球団提供】

真っ赤な衣装と日本ハムから送られた「きつねの耳」が大人気

 実際に「きつねダンス」を踊った楽天ガールズ副キャプテンのYuhiさんは「きつねダンス」が日本で人気になっているのを知っていたという。

「普段からさまざまな応援ダンスをYouTubeで検索しているので『きつねダンス』は知っていました。リピートの動作が多いので覚えやすかったです。観客の方たちと踊ることができ、球場の雰囲気がとてもよくなりました。楽しくて『きつねダンス』に熱中してしまい、次のダンスを忘れてしまいました」

 楽天ガールズになって2年目の邱紫庭(チォウ・ズーティン)さんも「たくさんのファンと踊ることができてとても楽しかった」と、お披露目を終えた感想を口にした。

「楽天イーグルスの宋家豪投手など、台湾人選手が日本でも活躍していますし、台湾でもパ・リーグの試合が見られるので、台湾の野球ファンは『きつねダンス』を知っている人が多いです。1時間くらいみんなで練習して、その後は各自で練習しましたが、シンプルなので覚えやすく、ファンの皆さんも一緒にダンスをしてくれるので盛り上がりました」

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、日本と台湾を行き来することが難しい状況が続いているが、陳さんは、楽天ガールズにぜひ注目してほしいと話す。「台湾では、チアはアイドルや芸能人としても活動しており、さまざまな演出や応援などでファンの皆さんを楽しませることができます。スタジアム以外のところにも多くのファンがいて、選手と同じくらい魅力があります。ぜひ、楽天ガールズに会いに台湾に来てください」

 日本ハムが台湾にきつねの耳を送るという“粋な計らい”もあり、注目を集める楽天ガールズの「きつねダンス」。新たな日台交流のきっかけとなり、両国の球場に足を運ぶファンが増えることを期待したい。

(篠崎有理枝 / Yurie Shinozaki)

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